第3期 第2回戦略委員会を開催しました
第3期 戦略委員会(第2回) 会議報告
開催日時 令和4年6月22日(水) 16時より17時
開催場所 流山商工会館 3階 大会議室
内 容 「身の回りの化学」
講師:東京理科大学 名誉教授 理学博士 小中原 猛雄 氏
化学Chemistryとは、物質の構造、性質及び反応を取り扱う科学分野であり、「身のまわりの現象」
を理解するために化学の知識が有用となる。
1.電気を通す高分子-応用例:タッチパネル、リチウムイオン電池など
2.健康と医薬-抗ガン剤
3.環境汚染-内分泌攪乱物質(環境ホルモン) 例:ダイオキシン、殺虫剤など
4.カプセル分子-食品、医薬品の保存
5.うま味と人体の不思議な関係―グルタミン酸やイノシン酸など
6.海水を真水に変える-逆浸透膜(RO膜)を使った海水の浄化
7.高吸水性樹脂-おむつ、保冷剤、ソフトコンタクトレンズ、砂漠の緑地化など
8.鋼鉄より強い繊維-高密度ポリエチレンHDPE(レジ袋・灯油缶・コンテナなど)
高強度プラステティック(車のブレーキパッド・耐火性軍手など)
9.炭素繊維-ロケット材料、航空機、釣り竿、テニスラケットなど
10.人工皮革-靴、衣料品、バッグなど
11.天然繊維と合成繊維-家庭用浄水器、手術用縫合糸、不織布
12.環境に優しい生分解性プラスティック-微生物によって水と二酸化炭素等に分解
13.自動車における化学の役割-フロントガラス、エアバッグなど車は化学の塊
14.脱酸素剤と使い捨て化学カイロ
15.藍染め
16.化学発光-「ホタルの光」の化学
17.光を使ってICを作る
18.有機EL-大型薄型TV(壁掛けTV)、フィルム状大型TV
19.すすの中から発見されたボール状化合物-サッカーボール分子(フラーレン)
20.せっけん、洗剤はなぜ汚れを落とすか
21.都市鉱山-都市に埋もれている希少な資源レアメタルの回収う
22.エネルギー-相互変換
23.化石燃料と炭素循環(carbon cycle)
24.物質の恵みとリスク
25.遺伝情報伝達物質-DNA