流山商工会議所 田口会頭挨拶
私たちは今、新しい生活様式である新常態の中で、安心安全な生活と経済の維持発展を両立させることに全力で取り組まなければ行けません。このような状況下では各種 のイベントや会議会合、そして会食等が大きな制約を受けることになりますので、会員同士の連帯連携を維持することには大きな支障が生ずる事は避けることができません。しかしそうである以上、知恵と工夫を凝らし各部会を中心に会員の結束を強化する必要があります。それを実現するために、流山商工会議所は引き続き全力で支援することといたします。
その一環として、昨年、会頭諮問機関として新たに流山商工会議所戦略委員会、そして今年度は同経済研究会を設置し、流山産業経済発展のための有益な意見や提言を頂くことといたしました。委員の皆様方の斬新で意欲的個性的なお考えを頂いて、会員の皆様に発信してまいりたいと思いますので、皆様のご理解ご協力をお願いいたします。
ところで流山市は、ご承知の通り江戸時代中期から江戸川の水運を活かした商都として発展し栄えてまいりました。「白みりん」発祥の地でもありその歴史は200年を超えています。おおたかの森地区の目覚しい地域発展とともに、古き良き情景と伝統を守る本町を始め各地区の魅力を広く発信し、できるだけ多くの人びとに流山を訪れていただき、その魅力に触れていただいて、流山の発展にお力添えを得て参りたいと思っております。
流山商工会議所は創立から12年を迎えましたがこの間の経済社会状況の変化を踏まえ、又、冒頭申し上げましたコロナ禍の新常態における活動の強化も図るため、ホームページのリニューアルを行いました。皆様には是非新しいホームページをご覧いただくと共に、当商工会議所にも直接お立ち寄りいただきたいと存じます。平成17年に開業したつくばエクスプレスの駅を市内に三ヶ所(南流山、流山セントラ ルパーク、流山おおたかの森)を有し、「住み続ける価値の高いまち」づくりに取り組む流山市はその成果により人口20万人規模の都市に成長を続けております。
当商工会議所といたしましても、発展を続ける流山市と共に地域産業経済の成長を実現するために、職員一同懸命に努めてまいります。特に今コロナ危機で影響を受けている事業者の方々に対する必要な情報の的確な発信や各種給付金の申請相談等に、 職員一丸となって鋭意取り組んでいるところであります。 新型コロナの影響はワクチン接種の開始で先行きに光明が見え始めてまいりましたが、しかし、新常態と言われる状況が落ち着くまではまだ2年程度は必要なのではないでしょうか。当商工会議所は会員の皆さんと手を携えて共に困難な時代に立ち向かう覚悟でありますので、心から皆様のご支援ご協力をお願い申し上げます。
流山商工会議所
会頭 田口 佳子