第6回おおたかの森経済研究会を開催しました。
第6回 おおたかの森経済研究会 報告
開催日時 令和3年8月23日(月) 16時~17時
開催場所 流山商工会館 3階 大会議室
内 容
(1)FLAPS4階に設置の流山商工会議所紹介パネルについての報告
島倉委員長より、渋沢栄一氏及び会議所紹介パネルの設置について説明。
(2)講演 「ライフラインを担って50年」
京和ガス㈱ 代表取締役社長 海老原 新蔵 氏
①京和ガスの沿革
・昭和47年 2月 京和ガス㈱設立 3,445戸でスタート
・平成22年10月 太陽光発電の販売開始
・平成25年11月 新ショールーム G・more オープン
・令和 3年 3月 設立50年目を迎え、60,000戸達成
②ガスの供給系統
・当初は県産天然ガスをトラック輸送で調達していたが、昭和53年新松戸から江戸川
台までのパイプラインを、3年かけて敷設。その後柏の葉からのパイプラインも敷設。
・ガス管についてもいち早く耐震性に優れたポリエチレン管を採用し、3・11の際は無
傷であった。
③2050年CO2ゼロへの取組み
・ガス業界は脱炭素化に向け、メタネーション技術のイノベーションに取り組んでいる。
・メタネーション技術は、水素とCO2を原料として都市ガスの主成分であるメタンを生
成するカーボンリサイクル技術である。この技術により生成されたメタンを利用でき
れば、既存の都市ガス自体を脱炭素化できるため、温室効果ガス削減に向けて期待さ
れている。
・石炭・石油等の発電から天然ガスへの燃料転換が進んでおり、相当のCO2削減に寄与
している。
・CCU(再利用:お客様先で排出されるCO2を回収し活用する技術)、CCS(CO2を微細
気泡化し、効率的に地下貯留するマイクロバブル技術)の開発、導入に取り組んでいく
(東京ガス)。
・メタネーションについては、既にINPEXと日立造船による小型製造プラントの技術開発、
実証が行われている(サバティエ反応式メタネーション)。また革新的技術として期待
されているSOEC式メタネーションは、大阪ガスが基礎研究に成功した段階である。
その後に、㈱三英 三浦慎氏より、現在取り組んでいる卓球台のプロモーションビデオの紹介
を頂く。