第7回おおたかの森経済研究会を開催しました。
第7回 おおたかの森経済研究会 会議報告
開催日時 令和3年10月18日(月) 16時00分から17時00分
開催場所 流山商工会館 3階 大会議室
内 容
(1)FLAPS4階に設置の流山商工会議所紹介パネルについての報告
島倉委員長より、会議所紹介パネルの設置について説明。
(2)講演 「食品容器包装資材の今後」
株式会社川和 代表取締役社長 川和 利行 氏
①㈱川和 会社概要
・容器包装の製造はしておらず、商社として仕入れ販売をしている。
・仕入先は、時期の物も含めると約1,000社
・スーパーが販売先のメイン
②環境問題、海洋ゴミ、フードロス、リサイクル状況
海洋ゴミの大半が、魚を捕るための漁具類である。
日本からの海洋ゴミは、東日本大震災のものが多い。
リサイクルの状況について、マテリアルは、スーパーでの使用済トレーを回収し、再生
させるもの。サーマルはゴミ焼却のエネルギーを使い、温水プール等で活用している。
③プラスチック資源循環促進法
今後コンビニでのスプーンやフォークの有料化がすすんでいく。また、多量使用者とし
て、年間5万トン使っている事業者には、報告義務がある。
④環境対応コストは不可欠
環境負荷が低いものはコストが高くなってしまう。コスト面を考慮して、環境最優先と
する事業所はまだ少数である。
⑤食品容器包装資材の機能
スーパーが進出し発砲のトレーを取り扱うことで、食品容器包装資材も発展してきた。
トレーなどの容器が発展することのトレードオフとして、環境問題が出てきた。レジ袋
の有料化は、環境問題を意識するきっかけとなっている。
⑥食品容器包装資材の今後
今後は、単品ごとのCO2排出量が明記され社内でCO2コストを加味し導入の可否を検討
していくようになる。環境問題に取り組むにはコストがかかるが、10年、20年後の
長い目でみて、考えていかなければならない。